エレボタ|エレベーターのボタン収集鑑賞

似たもの集合|別添えランプの黒四角

今回は分類そのものではなく同じエレボタばかりをねっとり見る回です。
興味のない人には微塵も刺さらないであろう話かもしれませんが、……ご容赦ください。
シリーズ化すべく準備中!

別添えのランプが懐かしくてキュート。黒に白い三角の日立

1970~80年代に建てられたビルでよく見かける日立製のエレベーターです。ボタンは光らずランプが傍らに分けてあるタイプ。ランプ部分が小さいので省電力そう。現在のようにLED照明が普及していなかった当時の工夫かと思います。

ボタンの形やランプはほぼ同じとはいえ、目が慣れてくると個体差が見えてきます。盤の装飾やスリットの有無はもちろん、上下ボタンのすき間が広かったり詰まっていたり、ボタンにうっすらグリッドが入っていたりいなかったり。ランプの色合いや光量もさまざまです。どれもいい味!

ちなみに、ボタンの中心にプツッと穴が開けられているのはこのタイプのあるあるです。いくつかやられていますね。中央のくぼみを覆うように三角ラベルが貼りつけてあるので隠れていますが、不可抗力なのか、知っている人が開けてしまうのか……真相は謎です。

レアものをじっくり見る

まずはこちら。上下ボタンの間隔もそこまで極端ではないし何の変哲もないように見えますが、ランプの位置が右にあります。これはなかなかレアもの。

というのが、こちらはで2つのエレベーターが1メートル程度の距離で通路を挟み、向かい合うように設置されている特殊なロケーションの影響だと思います。一方は右ランプのボタン、もう一方は同じ型で左ランプのボタンが設置されていました。
2024年現在は入れ替えられてしまい残っておらず。両側撮っておけばよかったと後悔しています。

お次は台北市内のホテルにて。三角ではなく矢尻サインが使われています。写真が暗くて見えにくいですが、ボタンのグリッド模様もちょっと細かいようです。香港でも矢尻サインが多かったのを考えると、中華圏は矢尻サインが一般的なのかもしれません。

新宿駅周辺のテナントビルでは、ランプがカスタマイズされたものがありました。どうやら四角いランプの周囲を塗りこめて、点灯エリアを丸く小さくしている様子。フチの色もほかの同型より明るめのカラーです。DIY!!

いかがでしたか?地味?
それもまた良し。